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【本】金城次郎とヤチムン―民藝を生きた沖縄の陶工
松井 健著 1985年、沖縄から初めて人間国宝に指定された壺屋焼の名工、金城次郎については当時から今日に至るも評価が大きく揺れ動いてきた。著者は柳宗悦らによる民藝運動を高く評価する立場から、金城次郎と民藝運動の邂逅(かいこう)とその影響、作品そのものの本質は何か、を鋭く分析し、改めて金城次郎のヤチムンを再評価する。それはヤチムンにとどまらず沖縄の民藝そのものへの再評価でもあり、同時に沖縄の急激な「観光化」によってもたらされている民藝のおみやげ品化への警鐘でもある。金城次郎の心性が生み出す雑器の美しさを改めて認識させられる暖かな心の本である。 A5判、140頁 定価(本体1,380円+税)
〈目次〉
第一章 金城次郎という人
一、陶工・金城次郎の誕生
二、濱田庄司との邂逅
三、民藝のもたらした災厄
四、金城次郎の戦後
第二章 民藝と金城次郎
一、次郎作品の評価
二、美しいヤチムンとは
三、眼と直観
四、柳宗悦の民藝―その全体像
五、金城次郎と民藝
第三章 金城次郎作品を「見る」
一、金城次郎のつくったもの
二、湯呑変幻
三、形の自由度
四、白化粧
五、釉薬について
第四章 金城次郎が教えてくれること
一、金城次郎の謎
二、ものつくりの陥穽
三、「民芸」という躓きの石
四、なりわいとしてのヤチムンつくり
〈目次〉
第一章 金城次郎という人
一、陶工・金城次郎の誕生
二、濱田庄司との邂逅
三、民藝のもたらした災厄
四、金城次郎の戦後
第二章 民藝と金城次郎
一、次郎作品の評価
二、美しいヤチムンとは
三、眼と直観
四、柳宗悦の民藝―その全体像
五、金城次郎と民藝
第三章 金城次郎作品を「見る」
一、金城次郎のつくったもの
二、湯呑変幻
三、形の自由度
四、白化粧
五、釉薬について
第四章 金城次郎が教えてくれること
一、金城次郎の謎
二、ものつくりの陥穽
三、「民芸」という躓きの石
四、なりわいとしてのヤチムンつくり
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